
デッドバイデイライト(Dead by Daylight;DbD)では、「セルフケア」は強い・弱いが常に論争になるパークです。
セルフケアは弱い!ウンコマン、発電機を修理しろ!という意見がある一方で、セルフケアは強い!何度でも回復できて最強だ!とも言われます。初心者の方は、セルフケアを使うべきか?使わないほうが良いのか?迷ってしまいますよね。
そこで、ランク1常駐の筆者が、セルフケアのメリット・デメリットからセルフケアのタイミングまで解説します。セルフケアを使うかどうかの参考にしてください。
セルフケアの強み

負傷していると、チェイスポイント以外でキラーに出会ったときに即ダウンしやすく、非常に危険です。特に、レイスなどの心音がゼロになる殺人鬼相手には、負傷していないことが非常に重要です。セルフケアで回復すれば、1回までは攻撃を受けられるので、生き残れる時間が大幅に伸びます。
負傷状態を回復する方法には、他のパーク・アイテム・味方からの治療などもあります。しかし、パークやアイテムには、回数や条件に制限があり、治療してくれる味方も、いつでも見つかるわけではありません。
そのため、セルフケアだけが、自分1人の力で何度でも回復できる唯一の手段なのです。味方や試合展開などに関係なく、必ず回復できる優秀なパーク。それがセルフケアです。
セルフケアの弱み

セルフケアの欠点は、回復にかかる時間が長いことです。
セルフケアでの回復は、他の方法に比べて時間がかかります。キラーに見つからないところに移動して2回セルフケアすれば、(移動時間も考えると)ほぼ発電機1台分の時間を使ってしまいます。
行動 | 必要な時間 |
---|---|
きっとやり遂げるでの回復 | 8秒 |
味方による回復 | 16秒 |
医療キットでの回復 | 16秒 |
セルフケアでの回復 | 32秒 |
重傷中のセルフケア | 40秒 |
発電機1台の修理 | 80秒 |
「決死の一撃(DS)」や「デッド・ハード」などの他の優秀なパークは、消費時間なしで即発動できますが、セルフケアは回復のための時間が必要です。そのため、いつでも強いわけではなく、状況次第で強くなるタイプのパークだと言えます。
回復する必要のない状況でセルフケアすれば、発電機のセルフ遅延になってしまい、キラー有利になってしまう場合もあります。
結局セルフケアは強いのか?

セルフケアは、何度でも回復できる便利なパークである反面、回復にかかる時間が長いため、セルフ遅延のリスクもあるパークです。では、結局のところ、セルフケアは強いのでしょうか?それとも弱いのでしょうか?
・・・答えは、セルフケアは最強クラスに優秀なパークです。セルフケアが弱い、という意見の大半はセルフケアのタイミングが良くないという意見(=立ち回り・使い方への批判)なのです。セルフケアの性能自身が弱いわけではありません。
ですが、タイミングが重要なのは、どのパークでも同じです。タイミングが悪ければ、効果を発揮しないどころか、キラーを有利にしてしまうことさえあります。
例えば、「決死の一撃(DS)」を過信して気軽にダウンすれば、這いずり放置されて遅延になります。「与えられた猶予」を過信した無理救助は、15秒待ってからダウンされるだけで、タイミングの悪い救助でしかありません。

パークを使うタイミングが重要なのは、セルフケアだけでなく、どのパークでも同じです。ただ、セルフケアのタイミングは少し難しいだけなのです。では、セルフケアの最適なタイミングを考えてみましょう。
セルフケアのタイミング
セルフケアで回復するかどうか?を考える主な指針は、次の通りです。
セルフケアの優先度が高い | セルフケアの優先度が低い |
---|---|
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|
実際の試合では、これらの状況を総合して判断します。DbDでは、すべての状況を把握するのは困難で、試合中に完璧な答えを知ることはできません。セルフケアしたほうが良いのかどうか?を常に考えながらプレイして判断能力が鍛えることが重要です。
例えば、次のような状況の時は、セルフケアせずに修理に徹したほうが通電させやすくなります。
- 1人が死亡、残り発電機1で味方がキラーに追われている
- 4人生存で、発電機を固めているキラーが味方を追っている
逆に次の状況では、セルフケアしたほうが行動の幅が広がるため、安全に脱出できる可能性が高くなります。
- 1人が死亡、残り発電機が3つ、マップは「レリー研究所」、キラーはレイスでどこにいるのかわからない
- 通電後、キラーがキャンプ中だが救助に行きたい
また、セルフケアを使っていて絶対に避けるべきなのは「回復途中で攻撃を受けること」です。セルフケアするなら、回復完了しないと時間が無駄になってしまうので、キラーとの距離をとって回復してください。
セルフケアがオススメな人
セルフケアは状況によって、非常に強い場合もあれば、弱い場合もあるので、ある意味で使う人を選ぶパークです。そのため、セルフケアは、次のような人に特に使ってほしいパークです。
- 初心者
- VCを使わないソロプレイヤー
- 状況判断のできる上級者
まず、初心者の方には最優先で使ってほしいと思います。上級者の「セルフケアなんていらないよ」という意見を一回忘れて、セルフケアを使いましょう(その人は、上級者だからセルフケアがいらないだけです)。
初心者のうちは、チェイスポイントの配置やキラーの来る方向などを把握しにくく、回復しないとダウンしやすいです。即ダウンを防ぐために、どのパークよりも優先してセルフケアを使ってください。

VC(ボイスチャット)を使わずに、1人で遊ぶソロプレイヤーの方にも、セルフケアは役立ちます。ソロプレイヤーは、試合中に手に入る情報が少ないため、セルフケアの価値が相対的に高くなります。

もちろん、状況判断のできる上級者にとっても、セルフケアは優秀なパークです。しっかりと状況判断できれば、セルフケアすべきタイミングの見極めができるようになるため、セルフ遅延になることはほとんどありません。

セルフケアに頼らない方法
セルフケアは優秀なパークですが、回復時間がかかるため、セルフケアに頼らずに戦う方法も紹介します
- VCを使う
- アイテムの医療キットを使う
- 他のパークを使う

セルフケアに頼らずに戦うには、VC(ボイスチャット)を使うのが一番の近道です。VCを使えば、味方とキラーの位置がだいたい把握できるので、回復が必要なら味方に合流すれば良いですし、キラーから離れていれば回復する必要もありません。
味方に頼らずに回復したいなら、アイテムの「医療キット」を持っていくと良いでしょう。セルフケアのように何度も回復することはできませんが、1回の回復で十分なことも多いです。アドオンを使えば、最大で3回までの回復が可能です。
アイテム | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
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チャージ | 32 | 16 | 24 | 16 |
回復回数 | 2 | 1 | 1.5 | 1 |
※イベントアイテムの性能は「救急箱(黄色)」と同じです。 |
もちろん、セルフケア以外のパークで何とかする方法もあります。一番のオススメは「鋼の意思」で、負傷していてもキラーに見つかりにくくなります。「決死の一撃」や「デッド・ハード」と組み合わせると、回復せずに脱出を目指す構成になります。ただし、うめき声がしないため、味方からも気づかれにくく、回復されにくいことは注意してください。
セルフケアを使わない場合のおすすめパーク | |||
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うめき声なし | 実質1回復 | 回復手段 | 立ち回り強化 |
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宝箱あさり | 連携の強化 | 状況判断 | 通電時に回復 |
セルフケアは、あなたには必要でしょうか?不要でしょうか?判断がつかない場合は、この記事を思い出しながら、「セルフケアあり」「セルフケアなし」でプレイしてみると判断しやすくなりますよ。