1対4で戦うデッドバイデイライトでは、勝ち負けはどうやって決まるのでしょうか?
一般的な1対1の対戦ゲームの場合、試合結果は明確で、勝ち・負け・引き分けになります。2対2など同じ人数同士で戦う対戦ゲームでも同じです。しかし、デッドバイデイライトは、1対4の非対称な対戦ゲームです。こうしたゲームの場合、勝利条件はどうなるのか、を考えてみたいと思います。
明確な勝利条件はない
驚くかもしれませんが、デッドバイデイライト(デドバ)では、明確な勝利条件は設定されていません。
試合の結果画面には、「処刑された」「無慈悲な殺人鬼」などと表示されますが、「勝利」や「敗北」とは表示されません。デドバの開発会社自体が勝利の基準を曖昧にしていると言えるでしょう。
これは、デドバがPUBGやOverwatchなどのように競技性を重視するゲーム(e-Sports)ではなく、ホラー映画の雰囲気を楽しんでもらうための対戦ゲーム(e-Show)だから、と言えるかもしれません。勝利条件は、プレイヤー自身が判断して楽しんでね、というスタンスです。
ただし、それでも勝ったのか負けたのか、はっきりしたい!と思うのが人情でしょう。そこで、多くのプレイヤーが勝利条件と考えているものを解説したいと思います。
殺した人数で判定
もっとも基本的な勝利条件は、生存者4人を1つのチームと考えて、殺人鬼が何人殺したか?で勝利を判定する方法です。この基準では、自分1人の結果が良くても悪くても、チームとしての結果が良ければ勝ち、悪ければ負けだと判断します。
4人のうち半数以上の3人が殺されれば、殺人鬼の勝利、半数未満の1人以下しか殺されなければ、生存者側の勝利と捉えることが一般的です(全滅のみ殺人鬼の勝利と考える方もいますが、ストイックすぎて少数派です)。
殺害人数 | 勝利判定 |
---|---|
4 | 殺人鬼側の勝利(完勝) |
3 | 殺人鬼側の勝利 |
2 | 引き分け |
1 | 生存者側の勝利 |
0 | 生存者側の勝利(完勝) |
デドバをチーム対戦ゲームだと考えると、この勝利条件が適切でしょう。殺人鬼のプレイヤーにとっては、一番納得できる勝利条件ではないでしょうか。
ただし、この勝利条件だと、生存者チームの結果が一蓮托生になる欠点もあります。自分が死んでも3人脱出できれば生存者側の勝利になりますし、自分1人がどんなに頑張って脱出しても、他の3人が殺されれば生存者側の負けになります。
特に4人の生存者が赤の他人の場合、他人の結果はどうでも良くて自分が生き残るかどうかが大事!と思う方も多いでしょう。その場合、次の表のように、生存者1人1人それぞれに勝利条件が設定されると考えることもできます。
試合結果 | 勝利判定 |
---|---|
生還 | 勝利 |
死亡 | 敗北 |
この方法では、生存者側に「勝利」と「敗北」が混在することになりますが、4人がお互いを味方だと思っていない場合、この方法が一番納得できると思います(他人の結果は問わない)。デドバをホラーゲームだと考えると、この基準が一番盛り上がりますよね。
通電したかどうか?
キラーでストイックに勝利を求めると、殺した人数ではなく、発電機を5台直されて通電したかどうか?が勝利基準になってくることもあります。
全滅を勝利条件にしてしまうと、ハッチからの脱出も容認できず、1ゲーム当たりの時間が長引いてストレスが溜まります。そこで、通電阻止を勝利基準にすると、全滅を目指しつつ円滑なゲームプレイを楽しめます。
ハッチからの脱出やハッチを閉めた後のゲート脱出は容認することになりますが、カギからのハッチ脱出や、ハッチ狙いのガチ隠密を探す手間が省けるので快適にプレイできます。キラー配信者の方が多く採用されている印象があります。
エンブレムシステムで判定
運営の用意したエンブレムシステム(ランクシステム)を使って勝利判定することもできます。
この基準では、ランクポイント(pip;米粒)をもらえれば勝ち、失えば負けだと判断します。殺された人数に比べると、この基準でプレイしている方は少ないものの、ランクに結びついた勝利条件のため、自分の活躍具合に近い感覚が得られるのが特徴です。
pip(米粒) | 勝利判定 |
---|---|
+2 | 完全勝利 |
+1 | 勝利 |
±0 | 引き分け |
-1 | 敗北 |
この基準の最大のメリットは、グレード(ランク)が関わってくるので、モチベーションを保ちやすいことです。ただし、この基準では、「全員が勝利」「全員が敗北」「全滅させても勝利にならない」など感覚的に変な結果になる事も多くなることには、注意してください。
ブラッドポイントで判定
勝利条件がないなら、ブラッドポイント(BP)が多くもらえたら、俺の勝ち!と判断することもできます。
そこまで行くと俺ルールじゃないか?もう何でもありなのか?と思われる方もおられるでしょう。ですが、BPでの評価は、初期のデドバのランクシステムで使用されていました。以下の表は、初期のデドバのランクシステムです。
pip(米粒) | BP |
---|---|
+2 | 20,000~32,000 |
+1 | 10,000~19,999 |
±0 | 7,000~9,999 |
-1 | 0~6,999 |
全逃げされても生贄にされてもBPさえ取れれば勝ちで、しかもその基準値も低め、という今から考えれば、のどかな時代です。しかし、全員のランクが上がりやすく、全員が勝利扱いになりやすいため、試合後に全員がハッピーになりやすかったかもしれませんね。
重要なのは楽しむこと
冒頭でも解説したように、デドバには明確な勝利条件はありません。そのため、どんな勝利条件にするかは、あなたが決めることができます。
この曖昧で緩いところがデドバの面白さだと思います。全員が違う目的(絶対生き残りたい!味方を助けたい!全滅させなくてもBP多ければ良し!など)で楽しんでいるからこそ、試合が面白くなるのです。デドバはゲームなので、楽しむことが一番重要です。楽しいと思える、あなたに合った勝利条件を見つけてみてください。
では、ステキなデドバライフを♪
デッドバイデイライトのゲームシステム | |
---|---|
ゲーム概要 | 勝利条件 |
画面の見方 | 生存者アイコン |
BPとキャラレベル | |
グレード | ランク |
スキルレーティング | エンブレム |
デイリーリチュアル | クロスプレイ |
アーカイブ・学術書 | 聖堂(シュライン) |
引き換えコード | |
ハッチ | 破壊可能壁 |
脅威範囲(心音範囲) | 移動速度 |
エンドゲーム・コラプス | |
軽度のやけど | 殺人鬼の本能 |
切断ペナルティ | PTB |